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糖尿病の人はどうしてカンジダにかかりやすいのか

2019年12月01日
病原体

糖尿病の人はカンジダにかかりやすいと言われますが、その理由として神経障害によって感覚が鈍くなったり血管障害によって血流が滞ることで、様々な細菌に感染しやすくなるからです。体の隅々に栄養が行き渡らなくなるのが、糖尿病の症状ですが皮膚組織の感染症が増えるためカンジダには関わらず、様々な感染症に感染しやすくなることが特徴になります。糖尿病は皮膚が乾燥することも多く、かゆみが出てくることにより引っかき傷ができ、そこから感染することもあります。陰部・爪や足のカンジダ症・水虫にもなりやすいです。足に痛みを伴わない水疱や血豆ができることもあるのですが、感覚が鈍ったり視力が衰えることもあり悪化しても気がつきにくくなります。糖尿病水疱症というものがありますが、水疱が破裂すると感染する可能性が高まり、糖尿病壊疽にまで発展して行きます。糖尿病の場合は足の感染症や、下半身の感染症にかかりやすいので、まめなケアが大切になります。見慣れない皮膚の症状がある時は、主治医に相談したり感染した場所の専門医に相談することが大切です。例を挙げますと、皮膚科や婦人科・泌尿器科などになります。検査方法や血液検査や画像検査を行いますが、病原菌を確認するために皮膚を採取しプレパラートに塗り込み顕微鏡で確認するケースもあります。

治療は細菌感染に対しても抗菌薬や真菌感染に対しては、抗真菌薬を使用しています。糖尿病を持っている人は、比較的血糖値が高くなりますが、白血球や免疫に関わる細胞の機能も低下します。これにより病原菌とは十分に戦えない状態になることもあります。糖尿病と合併することがある血流障害・神経障害や人工透析を行うことは、感染の重症化へ強い関わりも見られます。皮膚の感染症や尿路感染症・呼吸器感染症や胆道感染症、歯周病などにもかかりやすくなるので、カンジダ症だけではなく注意が必要です。さらに糖尿病ではない人に比べると、症状が重篤になりやすいので気をつけます。免疫が弱ければ感染を起こすこともありますし、診断がさらに困難になるケースもあります。血糖コントロールが悪い人や、最近や真菌に抵抗力が弱い人は重篤になるので気をつけます。風邪・胃腸炎になり自宅で療養するときには、状態によっては食事も十分に摂取できないことがあります。糖尿病を持っている人が感染して体調を崩した時は、シックディとも呼ばれ、薬の使い方や療養の仕方にも気をつけることが大切です。

事前に主治医にどのように調節すると良いのか相談してみる必要があり、感染症の治療で大切なことも相談します。治療は感染部位にもよりますが、病原菌ごとに異なり抗真菌薬や抗菌薬が適切なものであることが大切です。感染によって影響が出る血糖値コントロールが悪くなれば、さらに治癒が遅れたり重症化することもあります。血糖値が高い時は菌と戦う力も弱まるので、インスリンを入院時にしようし、厳しい血糖管理がされることも知られています。糖尿病を持っている人の場合は、神経障害に対する影響で痛みを感じないことが多いです。これにより重篤な病気であっても、気が付かないことがあります。気がついたときには手遅れになっている可能性もあるので、主治医の指示に従って行くことが大切です。感染をあらかじめ防ぐことが大切ですが、血糖値をできる限り正常に保つことが基本になります。糖尿病で一番の危険な症状であるのは合併症で、神経障害や血管障害・感染症の素因となることもあるので、感染につながる合併症を防ぐことが大切です。そのためには血糖値を保つことが重要で、コントロールの目標を持ち主治医の指導のもと管理していきます。